こんにちは、がくです。福島県白河市で肉屋「肉の滝沢」をやっています。
以前、シニア犬の関節ケアとグラスフェッドビーフについてお話ししましたが、今回は、お店に並ぶ牛肉が「牧草牛(グラスフェッドビーフ)」なのか「穀物肥育牛(グレインフェッドビーフ)」なのかを、パッケージや見た目から見分けるポイントを解説します。
目次
- そもそも「グラスフェッド」「グレインフェッド」とは
- 見た目で見分ける3つのポイント
- パッケージ表示の読み方
- パッケージ確認のチェックリスト

そもそも「グラスフェッド」「グレインフェッド」とは
グラスフェッドビーフは、生涯または肥育期間の大半を牧草・干し草・サイレージなどの草本性飼料で育てられた牛肉のことです。対してグレインフェッドビーフは、トウモロコシや大豆、大麦などの穀物飼料を中心に肥育された牛肉で、日本を含む多くの国で主流の方式です。
牛はどの個体も子牛の頃は母乳や牧草で育ちますが、出荷前の「仕上げ(フィニッシング)」期間に何を与えるかで分類が変わります。仕上げまで牧草だけで育てる場合は「grass-finished(グラスフィニッシュ)」と呼ばれ、より厳格な表示とされています。
見た目で見分ける3つのポイント
1. 脂肪の色
グラスフェッドビーフの脂肪は、牧草に含まれるβ-カロテンが蓄積することで、クリーム色〜黄色みを帯びます。一方グレインフェッドビーフの脂肪は、穀物にはβ-カロテンがほとんど含まれないため、白色に近い色をしています。国内で売られる和牛や国産牛の脂肪が白いのは、消費者の好みに合わせてβ-カロテンを抑える飼育をしているためで、海外では黄色い脂肪の方が一般的です。
2. 霜降り(サシ)の量
グレインフェッドビーフはカロリーの高い穀物飼料により脂肪(霜降り)が多く入り、しっとりと柔らかい食感になります。グラスフェッドビーフは脂肪が少なく赤身が多いため、さっぱりとした引き締まった肉質になります。
3. 肉の色
グラスフェッドビーフは牧草地で運動しながら育つため、酸素を蓄えるミオグロビンの含有量が高く、肉の色がより深い赤色になる傾向があります。グレインフェッドビーフは運動量の少ない牛舎で育つことが多く、やや薄めの色になりやすいとされています。
パッケージ表示の読み方
「Grass-Fed」だけの表記には注意
「Grass-Fed(牧草飼育)」という表示だけでは、実は生涯の一部だけ牧草を食べていれば名乗れてしまうケースがあります。米国では、以前USDA(米国農務省)がグラスフェッドの基準を定めていましたが、2016年にこの基準は撤回され、現在は生産者が自己申告(宣誓書)で表示できる状態になっています。
「Grass-Finished」の方がより厳格
「Grass-Finished(牧草仕上げ)」や「100% Grass-Fed and Grass-Finished」という表記は、出荷直前まで一貫して牧草のみで育てられたことを意味し、より信頼できる表示です。
第三者認証マークを確認する
最も信頼できるのは、第三者機関による認証です。
- AGA(American Grassfed Association):生涯100%牧草・飼料作物のみを摂取し、ホルモン剤・抗生物質不使用、放牧飼育を求める民間認証。米国内で最も厳格な認証の一つとされています。
- USDA Organic:有機飼料100%、抗生物質・成長ホルモン不使用などを求める認証ですが、有機穀物での仕上げ(グレインフィニッシュ)も許容されるため、必ずしもグラスフェッドとは限らない点に注意が必要です。
- Animal Welfare Approved(AWA):動物福祉の観点で放牧アクセスを要求する認証で、飼育環境の透明性が高いとされています。
「Natural」は実質ノーヒント
「Natural(ナチュラル)」という表示は、人工添加物や着色料を使っていない、最小限の加工であることのみを意味し、飼育方法や飼料の種類、抗生物質の使用については何も示していません。ほとんどのグレインフェッドビーフも「Natural」を名乗れてしまうため、購入時の判断材料としては不十分です。
原産国も参考になる
ニュージーランドやオーストラリア、南米(ウルグアイ、パラグアイなど)は牧草地が広く、グラスフェッド飼育が主流の地域です。一方、米国・日本・カナダなどは穀物肥育(グレインフェッド)が主流とされています。パッケージの原産国表示も、飼育方式を推測する手がかりになります。
パッケージ確認のチェックリスト
- 「Grass-Fed」だけでなく「Grass-Finished」「100%」の表記があるか
- AGAなど第三者認証マークがあるか
- 原産国はニュージーランド・オーストラリアなど牧草飼育が主流の地域か
- 「Natural」表記だけで判断していないか
- 脂肪の色(黄色みがあるか)、赤身の色の濃さも購入後の確認ポイントに
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まとめ
牧草牛と穀物肥育牛は、脂肪の色・霜降りの量・肉の色といった見た目の特徴に加え、パッケージの表示や第三者認証マークを確認することで見分けやすくなります。「Grass-Fed」の表記だけでなく「Grass-Finished」や認証マークの有無まで確認する習慣をつけると、より確実に本物のグラスフェッドビーフを選べます。気になる方は上記の通販リンクからもチェックしてみてください。
続きは「グラスフェッドビーフの原産国別特徴」でお話ししています。
この記事はAIツールを活用して作成しています。詳しくはAboutページをご覧ください。

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